ファジィデータベース (オムロン、日本オラクル)

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事例名

ファジィデータベース

企業・団体名

オムロン、日本オラクル

出展

日刊工業新聞 1993年

内容

 ファジィDB実用化へ 日本オラクルと提携 情報資源を有効活用 オムロン(社長立石義雄氏)とリレーショナルデータベース(RDB)で世界最大のシェアをもつ米オラクル社の日本法人、日本オラクル(東京都渋谷区神宮前6の19の20、社長佐野力氏、TEL:03-3499-8611)はファジィデータベースの研究開発で技術提携した。コンピューターの情報検索を拡張できるファジィデータベースの実用化と、ファジィを応用したアプリケーションの開発を目指すもので、将来、大き市場として期待できるファジィ技術を組み込んだ汎用データベースの開発に先べんをつけたい考え。すでに基本的な組み込みのめどが立ったことから、実際のデータベースを使ったテストに入る。両社はRDBを操作するための世界標準言語で、日本でもJIS規格となっているSQLにファジィ技術を組み込む開発を行う。これにより、既存のデータベースがそのまま使用できるため過去の情報資源が有効活用できるほか、C言語と比べアプリケーションの開発工数を5分の1に削減できる。具体的にはオムロンが開発したファジィデータベース機能を、オラクルのRDB「ORACLE7」上で利用可能にする共同研究を進める。従来、「若手」といった明確な定量化が困難な「ファジィ数値情報」を記憶したり検索条件として使える汎用データベースは商用化されていなかった。このため本来あいまいな数値情報を無理やり特定値(例えば”30歳”)や範囲検索(同”20歳以上~30歳以下”)にする必要があり、重要な情報が蓄積できないことや、検索から漏れるなどの問題があった。ファジィデータベースを使えばファジィ数値情報の登録や検索が容易となり、検索で得られた情報と検索条件の合致度を表示できる。これによって蓄積される情報が豊富になり、重要な情報を漏らさず検索でき、検索後の情報の取捨選択工数も削減できる。例えば顧客の好みなどを記憶させ、販売したい顧客を「有望顧客度」付きでリストアップできる。システムインテグレーター(SI)や付加価値再販(VAR)メーカー、エンドユーザー向けにアプリケーション開発用として握供するほか、オムロンは自社ワークステーションの拡販に結び付ける。オムロンはシステム開発者向けのプログラミング言語であるC言語を使ったファジィデータベース機能を92年1月に開発した。しかし標準の構築方法論をもたないなど、適用分野が一部の研究目的に限られていた。

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