ファジィ手書き文字認識 (オムロン)

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事例名

ファジィ手書き文字認識

企業・団体名

オムロン

出展

日刊工業新聞 1994年

内容

 手書き文字認識 ファジィ理論応用 数字99%ひらがな96%判別 書式など柔軟に対応 オムロン(社長立石義雄氏)はファジィ理論を使つた手書き文字の認識技術を開発した。従来の統計的なパターン認識技術に人間の識別知識をプラスしたファジィ識別関数を用いることによって、認識率を大幅に向上した。人間の主観的判断をアルゴリズム(算出方法)の形で記述できるファジィ理論の特徴を生かしたもので、今回、数字とひらがなの識別手法を完成した。市場ニーズをみたうえで漢字認識など実用化に向けた技術の充実を目指す。文字認識技術は、紙の上に書かれた文字を直接コンピューターに入力したいというニーズにこたえるため、各社が開発に力を入れており、実用化されているものもある。しかし、これらは書式や書き順など何らかの形で制約が加えられたものが多かった。オムロンはファジィ理論をパターン認識に応用して、総合的で柔軟な認識技術を開発した。開発の着眼点は、従来の筆記文字の識別基準となる分布関数が、人間の感じる類似度と一致しないという点。人間に近い文字認識が認識率を向上させるとの判断から、人間の知識を反映できるファジィメンバーシップ関数を用いた識別基準を作成、認識率の向上に役立てた。同社の実験では、従来方式が92、3%にとどまる認識率を数字で99%、ひらがなで96.3%に高めたとしている。同手法は漢字識別にも応用がきく一方で、メンバーシップ関数の作成が人手に頼る作業となるなど今後に残した課題もあり、市場ニーズを見たうえで実用化を目指す。オムロンは93年11月に日本語と英語の印刷活字をパソコンに直接入力できるペン型光学式文字読み取り装置「Peeo(ピーオ)」を発売しており、新技術が実用化されれば、手書き文字入力を大きく進めるものとなる。

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