事例名
ファジィ最適化加減速機能付きインバータ
企業・団体名
日立製作所
出展
日刊工業新聞 1993年
内容
ファジィ機能搭載 インバーター 10月に18種発売 日立製作所はモーターの定数を自動的に感知するオートチューニング機構やファジィ最適加減速機能を業界で初めて搭載した汎用インバーター「J300シリーズ」16機種を開発した。10月1月に発売する。価格は3相200ボルト入力の26万5,000 円から3相400ボルトの264万円。汎用インバーターは機械や制御盤の省電力化、小型化を実現する制御機器として用途が広がっており、同社では新製品投入を機にインバーター事業を強化、シェア拡大を狙う。J300シリーズは32ビットデジタル信号プロセッサー(DSP)などのマイコン技術を用いることによって、各種のモーターに固有の定数を自動計算するオートチューニング機能を実現、設定作業を不要とした。また、モーターの加減速時間を負荷に合わせて自動設定する最適加減速機能を標準で搭載しているので操作が簡単。オートボルテージレギュレーター機能を搭載しているので、電源が基準電圧より低下しても 150%以上のトルクを確保する。省エネ運転モードでは、モートルの負荷状態を見ながら電流をコントロールするので、既存の汎用インバーターより省エネ効果が得られる-などの特徴があるとしている。