事例名
分散制御システム(DCS)ファジィ制御ソフトウエア
企業・団体名
山武ハネウエル(山武)
出展
日刊工業新聞 1992年
内容
プラント運転をファジィ制御化 山武ハネがソフト 山武ハネウエル(社長井戸一朗氏)は分散型計装制御システム(DCS)に組み込み、プラント運転のファジィ制御を可能とするソフトウエアパッケージ「ファジックス」を発売した。価格は一システム当たり1,000万円までで、初年度1億円、次年度2億円の販売を計画。石油化学、紙、パルプ、上水道などのプラント運転の際に運転員の経験や勘に頼っていた難しい操作をファジィ・アルゴリズム(計算手順)化したパッケージ。プラント運転の自動化や運転員の負荷低減が図れる。制御システムには組み込めないような複雑な数式も疑似的に推論則で表現し、運転を自動化することも可能。同社のDCS「TDCS3000」に直接組み込むことで、従来のファジィ制御システムのように専用のコンピューターやワークステーション(WS)を別途に購入する必要がない。