ファジィによるベアリングなどの設備診断 (山本電機工業)

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事例名

ファジィによるベアリングなどの設備診断

企業・団体名

山本電機工業

出展

日刊工業新聞 1990年

内容

 ファジィで設備診断 ベアリング向け開発 山本電機工業(大阪市淀川区新北野2-7-6、社長日並泰三氏、TEL:06-303-7331)は、大阪電気通信大学の水本雅晴教授と共同で、ファジィ理論によるベアリングなど回転機のマイコンを使った設備診断技術法のソフトを開発した。これまでの技術では診断対象に対して「0か1」または「YESかNO」の判断基準で行っていたものを、ファジィ理論を導入して、今まで見逃していた過少な異常個所を見つけることができるうえ、異常を予知する可能性も大きくなり、従来の技術より一歩進んだ診断を可能にした。同社では、設備診断機器のノウハウを持つ川鉄アドバンテック(兵庫県西宮市高畑町3-48、社長西野一宏氏、TEL:0798-66-1502)と共同で早急に商品化を図っていく計画である。ファジィによる設備診断は、ベアリングを例に取ると、まず外輪、内輪、ボールに傷がある場合に発生する振動周波数を理論解析で求め、ベアリングを回転させてFFT(高速フーリエ変換)による周波数解析技術をベースに振動解析を行い、理論解析で求めた値と比べて異常な個所を判定する。これまでの診断では、正常か異常かを調べる値で切り捨てていたFFTのデータを、ファジィグレードを持たせて今まで見逃していた異常個所も発見できるようにした。例えば「外輪傷」としか出なかった結果が、ファジィを導入したことで「外輪傷可能性0.92、玉傷0.08」という診断結果を得ることができる。同社では「より人間に近い判断が下せる技術」(日並社長)として、いわゆるクリスプ(はっきりした)診断からファジィ診断へ設備診断技術が進んでいくと予測している。

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