セメントキルンファジィ制御 (三菱鉱業セメント)

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事例名

セメントキルンファジィ制御

企業・団体名

三菱鉱業セメント

出展

日刊工業新聞 1990年

内容

 苅田にFAシステム導入 ファジィとAI駆使 93年までに完了 夜間無人運転日指す 三菱鉱業セメント(社長藤村正哉氏)は来春からセメント生産の主力工場である苅田工場(福岡県京都郡苅田町)、にファジィ理論とAI(人工知能)を駆使してキルンをコンピューター制御するFA(ファクトリー・オートメーション)システムを導入していく。横瀬工場(埼玉県横瀬町)に導入した同FAシステムが実用の域に達したことから、これを主力工場に導入、本格展開を図ることにしたもの。FAシステム導入で数年内に夜間の無人運転化、キルン・オペレーター半減を実現、コスト低減を進め、苅田工場の競争力を強化していく。 オペレーターは半減 苅田工場へのFA導入は不需要期(5~8月)に行うキルン改修に合わせて実施する計画で、5本あるキルンのうち、まず来春に2 本、93年までにすべてのキルンに導入する予定。導入後、勤務体制の変更、要員の削減を順次、実施し、現在の四方(直)三交代から、最終的には夜間は無人運転化、日勤のみにする。これにより苅田工場のオペレーターを現在の16人から8人へ半減する。セメントの生産コストは①原料、金利、人件費②電力③燃料(重油)・石炭-の3要素でほぼ3分の1ずつ。このうち燃料・石炭、電力の使用原単位低減はほぼ限界に近づいており、FA化による自動化で人員を削減することがコスト低減の大きな柱になりつつある。このため同社では昨年度、横瀬工場にファジィ理論とAIを駆使して熟練オペレーターと同様にキルンをコンピューター制御するFAシステムを導入、改良を加えてきた。その結果、コンピューター制御で95%稼働を実現、実用の域に達したことから、主力の苅田工場でFAシステムを本格展開することにしたもの。苅田工場は年産664万1,000トン能力で、同社のセメント生産4工場体制の6割を占める主力工場。横瀬工場に続いて主力工場にFAシステムを導入することで、同社全体のコスト低減が大きく前進することになる。なお苅田工場では来年4月に93億円で4万 kWhの石炭火力発電設備を完成、自家発電比率を60%弱から80%へ(同社全体では30数%から60%強へ)高め、一段のコスト低減を図ることにしている。

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