放電加工機ファジィ制御 (三菱電機)

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事例名

放電加工機ファジィ制御

企業・団体名

三菱電機

出展

日刊工業新聞 1989年

内容

 三菱電機(社長志岐守哉氏)は放電加工機にファジィ制御を取り入れ、熟練作業者の経験や勘に頼っていた操作を自動化することに成功した。あいまいさを含んでいるため、数字で表しにくい熟練者のノウハウをファジィ理論を用い、きめ細かく表現したもので、放電加工機のファジィ制御は世界でも初めてという。実験では熟練者が操作するのと同等の加工の安定性、加工速度が得られており、同社は来年度から「ファジィ制御放電加工機」として販売する。放電加工機で熟練者が行う作業は、加工の前に面粗さなどの仕様を素に加工条件を設定するオフライン操作、加工中に良好な 加工状態を保つために加工条件を変更するオンライン操作、加工中に起こった異常事態の処理の3つに分類される。このうちのオンライン処理をファジィ制御を用いて自動化した。オンライン操作は加工音、加工電極の動き、有効放電率などの情報によって作業者が加工状態を認識、それをもとに電源休止時間、ジャンプアップ距離やジャンプダウン時間などの操作量を決める手順で行う。だが、熟練者が持つ加工状態認識、操作量決定のノウハウにはあいまいな表現が含まれ、従来の制御技術では自動化が難しかった。同社は不安定な加工が回避でき、しかもできるだけ速く加工することを目的にオンライン操作を自動化した。熟練者のノウハウを加工状態認識と操作量決定とに分割してファジィ制御を行ったのが特徴、その結果、大面積加工、長方形の深穴加工、グラファイト電極による加工など広範な加工で、いずれも熟練者並の不安定加工回避、加工速度が得られた。

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