ファジィシフト4AT、ファジィTCL自動車 (三菱自動車工業)

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事例名

ファジィシフト4AT、ファジィTCL自動車

企業・団体名

三菱自動車工業

出展

日刊工業新聞 1992年

内容

 ファジィ制御を初採用 「ギャラン」全面改良 三菱自動車工業は小型乗用車「ギャラン」と「エテルナ」をフルモデルチェンジし、14日に販売を開始した。新開発V型6気筒エンジンを搭載、前輪駆動(FF)車で世界初の新開発四輪マルチリンクサスペンションや、ファジィ制御システム「INVECS」を採用したほか、1,800cc車を含め、すべて3ナンバーサイズ、居住空間を広げたのが特徴。1,800cc車の3ナンバー化はマツダの「クロノス」に次いで2番目。国内の月販は7,800台の予定で、来春からは月間1万2千台輸出する。「新型ギャラン/エテルナ」は前後トレッドとも1,500mmを超えるクラス最大のワイドトレッドとし、ホイールベースも35mm拡大、2,635mmのロングホイールベースとした。全幅は35mm伸ば1,730mmに、全長も50mm伸ばし4,610mmとし、全高も35mm低くし1,400mm(2WDベース)とするなど、最大級の居住空間を実現している。エンジンは新開発のV型6気筒を搭載、2,000ccDOHCインタークーラ・ツインターボはマニュアル車で最大240馬力、オートマチック・トランスミッション(AT)車で235馬力、最大トルクが31.5kgmの性能。また、2,000ccDOHC 24バルブは最大170馬力。サスペンションはFF車で世界初の四輪マルチリンクサスペンションを採用、制御技術としてファジィシフト4A/T、ファジィ TCL、電子制御フルタイム4WD、アクティブ4WS、アクティブプレビューECS、エアピュリファイヤ・ファジィエアコンの6つからなる「INVECS」を開発、選択搭載できるようにしている。販売は「ギャラン」がギャラン系販売会社で月販5,500台、「エテルナ」がカープラザ系販売会社で同2,300台の予定。価格は「ギャラン」のV型6気筒24バルブEGIマルチの2WD5速手動タイプで225万1,000円(東京、大阪、名古屋地区)。(関連記事)自動車制御システム 「ファジィ」を導入 新型ギャランに装着 三菱自動車工業(社長中村裕氏)は9日、ファジィ制御を本格導入した自動車コントロールシステム「INVECS(インテリジェント・アンド・イノベイティブ・ビークル・エレクトロニクス・コントロール・システム)」を開発したと発表した。ベテランドライバーの操作に近いようにファジィシフト4AT、ファジィTCL、電子制御フルタイム4WD、アクティブ4WS、アクティブ・プレビューECS、エアピュリファイヤ・ファジィエアコン-の6システムが機能する。5月に発売する小型乗用車「新型ギャラン」から装着開始、逐次、適用車種を拡大する。自動車へのファジィ制御を広範囲に導入するのは業界で初めて。ファジィ制御は従来一つのルールに基づいて結論を出していたのに対し、三菱自工のは複数のルールを検討、適合状態を計算し、加重平均で最終結論を出し、制御する。自動車業界では日産自動車が高級車「シーマ」にファジィ理論を取り入れ、オーバードライブの操作を行っているが、三菱自工では広範囲に導入することにしたもの。車速センサーや舵(だ)角センサーなど複数の個別システムに適用できるセンサーや、エアセンサーなど単独利用のセンサーを含め、全37センサーをクルマに配置、これらのセンサーから得られる情報を、それぞれのシステムのマイコンで演算、処理。ベテランドライバーの操作に近いよう各装置を制御する。ファジィシフト4ATでは下り坂や屈曲路で自動的に3速、2速へシフトダウンし、エンジンブレ-キの効きを高め、ブレーキ操作頻度を低減するソフトや、曲がりくねった上り坂でも不要なシフトアップを防止するソフトなどを、アクティブ4WSでは雪道など滑りやすい路面などを認識できるようソフトを組んでいる。価格は6システムからなるINVECSで10~15万円となる見通し。また従来の4ATとTCLに関しては今後、すべてファジィ4ATとファジィTCLに切り替える予定。

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