ファジィアルミニウム用自動溶接機 (ダイヘン)

ホーム / ファジィアルミニウム用自動溶接機 (ダイヘン)

事例名

ファジィアルミニウム用自動溶接機

企業・団体名

ダイヘン

出展

日刊工業新聞 1992年

内容

 初のファジィ制御 ダイヘンが溶接機発売 ダイヘン(社長小林啓次郎氏)はファジィ制御により初期条件設定や最適な溶接状態の維持を可能にしたアルミニウム用MIG自動溶接機「ウェーブパルス500」を5月1日に発売する。アルミ需要の拡大に伴って、溶接機の高機能化要求にこたえるため、さらにインバーター制御と溶接波形コントロールによるTIG溶接並みの高品質を実現したほか、大容量化による高能率と厚板溶接を可能にした。溶接機にファジィ制御技術を組み込んだのは初めてという。価格は150万円。月産50台を見込んでいる。ファジィ制御によって、電流・電圧とワイヤ送給速度の調整を一元化、電流調整だけで材質やワイヤ径に合った最適アークを自動的に設定できる。同時に、溶接中の母材の加熱などの条件変化を自動監視して、最適な溶接状態を維持する。これまで熟練作業者が音や感覚で判断していた微調整を、独自ソフトを組み込んだファジィコントローラーによって、約1秒の速さで自動調整を実現した。電流の容量を従来機の350アンペアから500アンペアに大きくしたほか、ワイヤ径1.6mmが使用できることにより、中薄板だけでなく、液化天然ガス(LNG)タンクなど、最大70mmまでの厚板溶接を可能にした。(別記事)ファジーでアルミ溶接 なめらか仕上げ ダイヘンはファジー理論を応用し初心者でも熟練溶接工並みになめらかに仕上げられるアルミニウム合金溶接機を5月1日に発売する。溶接する合金の材質や温度に応じて、吹き出す炎や接続部分に溶かし込むアルミの量を調節し、これまで熟練工の経験とカンに頼っていた溶接作業を自動化した。アルミは鉄に比べて酸化による融点変化が起こりやすい、また熱で割れやすいため溶接加工が難しかった。「ウェーブパルス500」(商品名)は溶接面の条件の変化を感知、ファジー制御で電流、電圧を微調整してアルミを傷つけず、なめらかに溶接できる。電源の容量を従来の350アンペアから500アンペアに引き上げれば厚さ70mmのアルミ厚板も溶接できる。製品の軽量化を目指す鉄骨、自動車、造船メーカーなどに売り込む。本体電源部は幅440、奥行き610、高さ880mm。重さは付属装置と合わせて138kg。価格は150万円、月産50台を見込む。

Contact

学会入会・学会全般に関するお問い合わせ

  • 0948-24-3355

  • 〒820-0067 福岡県飯塚市川津680-41
    一般財団法人ファジィシステム研究所内