ファジィ制御によるセメント焼成工程自動運転 (三菱マテリアル)

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事例名

ファジィ制御によるセメント焼成工程自動運転

企業・団体名

三菱マテリアル

出展

日刊工業新聞 1992年

内容

 三菱マテリアルのセメント部門 FA化を加速 横瀬に引き続き苅田も ファジィ導入 夜間無人運転実現へ 三菱マテリアル(社長藤村正哉氏)はセメント生産部門のFA化を加速させる。モデルケースとして取り組んできた横瀬工場(埼玉県)で、ファジィ制御による焼成工程の自動運転に見通しが立ったことによるもので、引き続き原料調合および仕上げ工程を含めた総仕上げを行い、93年3月までに監視要員を除く夜間無人操業に切り替える。この成果を受けて、主力の苅田工場(福岡県)のFA化に着手する。すでに操業状態のデータ収集・分析に取りかかっており、93年4月から5年計画(基本ベース)で、横瀬工場同様の夜間無人操業の実現を目指す。三菱マテリアルは作業環境の厳しいセメント工場における労働負荷の軽減や運転制御の安定・均一化などを狙いに生産部門の FA化に着手。そのモデルケースとして、89年から横瀬工場のFA化を進めてきた。これまでにセメント生産工程で、最も自動化が難しいとされる焼成工程でキルン(焼成炉)の運転に、炉内の状況を的確に把握できる特殊なセンサーとファジィ制御を組み合わせた独自のシステムを導入。長期運転試験の結果、熟練オペレーター並みの制御を行える見通しを得た。これを受けて、92年度から原料調合および仕上げ工程を含むプロセス全体の総仕上げを実施する。新たにファジィによる原料粉砕機の自動制御や無人クレーンシステムなどを導入し、早ければ今秋にも夜間無人操業のテスト運転に入る。さらに横瀬工場で蓄積したファジィ制御技術を基に、93年度から主力の苅田工場のFA化を本格化させる。苅田工場は5基のキルンを擁する年間生産能力665万トン(クリンカー)の大型工場であり、原料調合から焼成、仕上げまでの組み合わせが複雑になっている。このため、まず現状の操業状態を調査。これを分析し、各組み合わせに最適な制御システムを構築する。とくに苛(か)酷な労働条件下にあるキルンオペレーターの負荷軽減と省人化に重点を置き、取り組むことにしている。

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