プロセス制御用ファジィコントローラ(発酵プロセス用) (奥井電機)

ホーム / プロセス制御用ファジィコントローラ(発酵プロセス用) (奥井電機)

事例名

プロセス制御用ファジィコントローラ(発酵プロセス用)

企業・団体名

奥井電機

出展

日刊工業新聞 1988年

内容

 【神戸】奥井電機(神戸市兵庫区西出町1-4-3、社長奥井順子氏、TEL:078-651-1331)は、各種プラントなどのプロセス制御用に推論、シミュレーション、制御の各機能を持つファジィコントローラ「FOC-2001」を開発、販売を開始した。動作特性が分からないブラックボックスに対して、ファジィ(あいまい)推論の処理をmin/max法で行う一種の人工知能。価格は50万円。発酵などのプロセス制御向けに市場開拓。ファジィコントロールシステムは、対象プラントの係数はおろか、構造すらよく分からないあいまいなものを対象にエキスパート(専門家)の知識を移植した制御システム。地下鉄の乗り心地の改善やシャワー温度の調整などで実用化が始まり、大きな需要が見込まれる分野。同社のファジィコントローラは、5個のあいまい変数を用いた最大25ルールで2条件1結論のファジィ推論を行い、プラントなどの制御を行う。システムは、マイコンを中心に入力回路と出力回路を持ち、マイコンには、一種の入力言語になるメンバーシップ関数を入力する入力キーと、液晶の出力表示器がつながった構造となっている。メンバーシップ関数に基づくプログラムをコントローラにインプットし作動キーを押すと、2つの入力端子から入ってきた入力値をもとにファジィ推論を行い、その結果を出力端子に出力する。推論速度は1秒間に5回以上。同コントローラの特徴は、5種類の入力パターンから選択してファジィ推論をオンボードシミュレートでき、チューニング(同調)させる場合に有力な武器になる。そのほか連続型あいまい変数データはサンプリングした状態でインプットされており、そのゲイン変化の活用によってプラントを運転する場合に調整が容易といった利点を合わせ持っている。同社は、これまで人間の経験や勘に頼り、制御理論で対応できなかった分野、例えば発酵のプロセス制御用などに市場を開拓していく方針。

Contact

学会入会・学会全般に関するお問い合わせ

  • 0948-24-3355

  • 〒820-0067 福岡県飯塚市川津680-41
    一般財団法人ファジィシステム研究所内