発酵プロセスファジィ自動異常診断 (理化学研究所)

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事例名

発酵プロセスファジィ自動異常診断

企業・団体名

理化学研究所

出展

日刊工業新聞 1992年

内容

 ファジィで異常診断 理研など 発酵プロセス制御 理化学研究所の遠藤勲主任研究員らは、フィンランドのヘルシンキ工科大学のペッカ・リンコ教授と共同で、発酵プロセスの異常診断と制御を行うオンラインシステムを開発した。診断にファジィエキスパートシステムを採用し、熟練者並みの的確な判断を実現すると同時に、バイオリアクターから自動採取、分析する装置を組み込んだ。発酵プロセスの管理は①生産速度や酸性度の変化などの異常発見②その原因となる菌体量の減少、不純物の混入などの決定③酸性度調整液の添加などの対応措置の実行-という手順。しかし微生物の作用にはバラツキやあいまいさを伴うため、これまでは熟練者が経験や勘を基に総合的に判断していた。それに対し理研グループでは、判断基準をファジィエキスパートシステムに蓄積し、判断に利用できるようにした。センサーや分析器の値から微生物の活力を示す生理活性度を計算し、これと異常の原因との関係を重要度に応じて順位をつけることで、数10ケースに対応した判断を可能にした。実際に20リットル規模の乳酸発酵プロセスで性能を確認しており、人手不足や製品の多様化に対応できる実用的なシステムになりそうだ。

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